公共性の高い団体とは

 線引きは難しいですが、もし、純粋な公共団体に限った場合、このサイトで扱う対象がほとんどなくなってしまいます‥。

 では、「ミス〇〇」「〇〇観光大使」などなどのタスキを掛けてご当地の観光資源の宣伝を行うお姉さん(お兄さん)方を募集して、選出して、催事に派遣している団体は、いったいどこの誰なのでしょうか。

 いろいろ調べてみて、ざっくりと分類すると、次の図のA~Nとなりました。

公共性の高い団体

 Iの商店街の振興組合まで含めるかどうかは、ちょっと迷いました。すべてを把握することは困難と思いましたが、とりあえずネットで収集できる範囲について、含めることにしました。零細店舗を含む、様々なジャンルの店舗が組合員となっていることから、商工会に近い公共性があると考えられました。

 一方で、Jの宗教団体が募集するものについては、全国各地で行われている「ミス福娘」が含まれます。市長を表敬訪問したり、公共性の高い催事に出てきたりすることがあるので、一見、公共性が高いように見えます。
 しかし、選出方法や審査基準をオープンにしていないことと、何よりも、複数の団体・個人事業者の連合体ではなく、あくまでも単独の団体であることから、公共性は低いとしました。(ただし、「福娘」であっても、宗教団体の代わりに、観光協会や商店街の振興組合が募集するものであれば、公共性が高い団体の募集と判断すると思います。)

 Kは、難しくなく純粋な民間と判断できます。

 Lは、相当な実績がない限り、信用が低く、公共性が高いと認められないと思います。こちらも、報道を呼んで市長を表敬訪問したり、公共性の高い催事に出てきたりすることがあります。しかし、全て見てみましたが、募集した後間もなく活動を停止してしまったり、活動が1企業(あるいは数名)の商売の利益だけに限定されていたり、活動中のお嬢さん方に怪我などの万が一のことがあった場合の保障がなかったりと、無責任に見えました。
 それらは金銭上の理由と考えられるものの、やはり、1個人だけ、零細の数業者の集まりでは、公共性が極めて低いと思わざるを得ないとの考えに至りました。

 M、Nについては、個別に判断します。公共性の高低の判断が難しい場合は、「ご当地度」(組合員・構成団体が、その土地の者かどうか。宣伝の対象は、その土地の観光資源かどうか、その土地で生産されたものかどうか)で判断すると思います。

 これらは、あくまでも、このサイトだけで用いる主観に基づく分類ですので‥さらっと流していただければありがたいですが、以下に典型的な例を示します。

 
中村有希さん(2014-2015ミス高知観光キャンペーンレディー)
 写真は「ミス高知」(ミス高知観光キャンペーンレディー)の中村有希さん。

 ミス高知を募集しているのは高知市ではありませんが、多くの団体が会員となっている高知観光協会の主催です(同観光協会のサイトによると市内180超の事業所・組合が加盟)。Eに該当します。

 同時に、同協会は、公共性が高い事業を行っているとして優遇税制を受ける高知県観光振興部所管の公益社団法人であることから、Dにも該当し、当サイトでは、ミス高知は公共性の高い団体が募集(および選考・任用)しているとします。

(余談)
 ところで写真は代々木公園(渋谷区)で行われた「九州観光・物産フェア2015」でのものです。なぜミス高知さんが九州のイベントに? と思ったのですが、渡されたアンケートを見てわかりました。鹿児島県(薩摩)+山口県(長州)+高知県(土佐)+佐賀県(肥前)の広域観光プロジェクト「平成の薩長土肥連合」に関連したPR活動でした。

 なお、「平成の薩長土肥連合」(明治維新150年に係る薩長土肥連携事業連絡会議)のメンバーは、ミス高知の主催でない高知と公益財団法人高知観光コンベンション協会ですが、同コンベンション協会はミス高知を後援してくれているという関係があります。
 
(注)ミス高知のご当地は高知県ではなく、高知市です。

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